FC2ブログ
プロフィール

名大将棋部

Author:名大将棋部
名古屋大学将棋部のブログです。
何かあるたびに更新していきます。
Twitterもありますので、興味があればフォローお願いします!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア

学生王座戦∼内容・結果編∼(Ray)

こんにちは、Rayです。

12月26∼28日の3日間にかけて三重県の四日市市文化会館で開催された、第50回学生王座戦の振り返りを書いて行きます。


現在時刻午前2時。フミキリに望遠鏡を担いで行きたくなるようなテンションで書いているので、読み返したら死にたくなるかも知れない。


1日目

0回戦:vs当日入り

名古屋と四日市は、毎朝早くの電車に乗って四日市から名大に通う人も珍しくない程度の距離。よって選手は午前7時20分に名古屋駅で集合。

ここまで早い時間に集まる必要は無いのですが、「どうせ誰か10分くらい遅れるだろう」の読みが功を奏し、無事全員勝利。

唯一集合に遅れた市長は「金時計ってどこだよ」と集合場所に文句を言っておりました。
彼は本当に名古屋市民なのだろうか。


注意:以下松本(2)は松雅、松本(1)は松泰と表記させていただきます。


1回戦:vs立命館大学

岩城-K日
石川-K林
河村-S屋敷
加藤-T沢
松雅-K村
黒瀧-F田
藤原-T淵

初戦から優勝候補の一角である立命館大学との一戦。

去年も同じカードでの開幕戦でしたが、成れない角を成ろうとして大逆転負けを食らった苦い記憶を思い出して対局前から鬱でした。

私の将棋は三間飛車。中央から仕掛けられ、囲いの金まで△5三金∼△5四金∼△5五金と動員されて抑え込まれた図1。
20191230020730d4a.jpeg

(図1は44手目△5五同銀まで)

ここで指した▲4五金が悪手。
以下△5六銀∼△5七歩∼△5八銀と一直線に攻められる順の中に見落としがあり、見落としていたことに気付いた時は一切勝ちの無い将棋になっていました。
代えて図1の局面では▲2六飛と逃げてまだ互角だったようです。
△6六銀と出られてダメと一瞬で読みを打ち切りましたが、▲5五歩の切り返しがありました。△同銀も△同角も▲4五金、△同飛には▲5六金でいずれも振り飛車が良くなります。

何も見えてないし、先まで読んだつもりで勝手読みばかり。将棋を指す資格が無いです。

チームは岩城勝ちの1-6負け

黒瀧は全国初対局で二歩を打ち、伝説になりました。



気にしないで欲しいです。今後ネタにするくらいの度胸を見せてくれた方が彼らしいと思います。


2回戦:vs京都大学

岩城-O川
石川-K尾
河村-N末
松雅-N川
黒瀧-K林
井村-H井
藤原-A木

2回戦の相手は関西第一代表、京都大学。

私の将棋は相手が振り飛車党という事前情報のみで筋違い角を指そうと▲7六歩と突いた所△5四歩と突かれ、事前調査が甘かったことを痛感しつつ右玉を組むことに。

図2は▲7五歩△同歩▲同角と欲張った局面。
20191230020752723.jpeg

(図2は39手目▲7五同角まで)

ここで△5六歩とノータイムで突かれ、既に自分が嵌っていたことに気付きました。
以下▲同歩△5五歩と進むと、もう後手の攻めが振りほどけない。5五に銀を出られると、△7六歩▲同銀△6六銀で崩壊するので完全に7筋の歩交換を咎められた格好です。渡した1歩も、空いた7六のスペースも、浮いた7五の角も全て後手の攻めを成立させるための配置に見えて、対局中は比喩でなく盤面の7割が相手の駒、自分の駒は3割も無いように見えました
以下粘りようも無く中央から千切られて負け。

チームは岩城、松雅勝ちの2-5負け

岩城さんが安定感を見せ、雅紀が金星。
黒瀧も井村も途中まで優勢だったようで、勝機はあったと知って猶更自分の将棋が不甲斐なく、申し訳ないです。


3回戦:vs東京大学

岩城-F岡
大塚-M本
河村-I藤
加藤-E﨑
松本-A野倉
黒瀧-SKR
藤原-Y川

初日最終戦の相手は関東第一代表、東京大学。

201912300208020e4.jpeg

(図3は30手目△8四歩まで)

この△8四歩は研究手。その意味を実譜で示したかったのですが。
20191230020812a09.jpeg

(図4は37手目▲2四飛まで)

ここで△5五歩▲2一飛成△4二飛▲4七銀△4六歩▲3八銀△6五角▲2八竜△7五銀▲7七銀と進んだ時に△8五歩と突けるのが△8四歩の意味です。盤に並べて研究している時に見つけてこれはいける、と思っていたのに。

(図4以下の指し手)

△4二飛▲6六歩

手順前後。頭が真っ白になりました。一瞬で劣勢に陥り「ただで飛車を成られた人」になり、以下粘ろうとするも差は広がる一方。

あと数秒でも落ち着いて、研究手順を確認してから指せば起こり得なかったミスです。本当に話にならない。

チームは0-7負け

初日は0-3でのスタートとなりました。

個人としては、勝手読み、研究手順に嵌る、研究手順を間違える、などと将棋以前の問題で3連敗。

本当にゴミでした。チームメイトや対戦相手には勿論、この大会で将棋を指したいと願う全ての人に対して失礼極まりない。
ませかんさんが私を蹴りたくなる気持ちも分かります。いっそフリじゃなく本気で蹴ってもらえたら周りも清々したのではないかと思うくらい、自分はお荷物だしゴミだし邪魔でした。本当にすいませんでした。


2日目

4回戦:vs九州大学

松泰-K柳
岩城-U田
河村-M野
加藤-K保
松雅-T邊
黒瀧-W邉
松田-A田


九州大学は今大会、地方校で唯一関東or関西代表校に勝って旋風を巻き起こしました。
私の立場でこんなことを言うのも変なのですが、京大戦の勝利は本当に格好良かったです。

名大は1年生3人を含むフレッシュなメンバーで挑みました。
頭を冷やす為に自分はお休み。

途中、河村と黒瀧以外はかなり劣勢に見え苦しいと思っていたのですが…

結果は岩城、河村、加藤、松田勝ちの4-3勝ち

岩城さん、惣菜、まつりくは逆転勝ち。市長は十傑戦5位のM野氏を相手に堂々の勝利。
相手の主力から4本奪う、非常に大きい勝利でした。


5回戦:vs広島大学

岩城-M阪
河村-N澤
加藤-U村
松雅-N谷
黒瀧-N美
藤原-E口
松田-K川


私の将棋は相振り飛車に。
20191230020840eb6.jpeg

(図5は35手目▲2六歩まで)

読みを入れて玉頭を突き出しました。
△同歩には▲7三歩成が王手で入るので▲2五歩を打てて良くなります。
そこで図5以下△4五歩から襲い掛かって来ますが、▲3五歩△2六歩▲3四歩△4六歩▲3六金と進めて▲3三歩成が間に合う展開になりました。
相手玉が壁形なので反動込みで成立した例外的な手順で、運が良かったです。

チームは岩城、藤原勝ちの2-5負け

完敗でした。内容的にも圧敗の所が多く、総合力で負けた気がします。
実力で劣る部分をカバーするのがオーダー係の役目なので、これは明らかに自分が戦犯です。


6回戦:vs北海道大学

松泰-H本
岩城-T橋
大塚-O田
河村-O原
加藤-H田
井村-K友
藤原-Y口


余談ですが、1日目終了後に囲碁将棋チャンネルのカメラマンの方に「K友さんですね?お疲れ様です!」と間違えられました。
来年から僕の代わりにK友さんに指してもらっても誰にも気付かれないのではなかろうか。

20191230020858ab3.jpeg

(図6は30手目△8四飛まで)

ここで▲5五歩△6三銀▲4五銀と指して作戦勝ちになりました。居飛車が歩を守るには△3五歩しかありませんが、△6三銀型と玉頭位取りはバランスを取りにくく居飛車が苦労します。

その後、銀冠を組むフリをして▲3六歩△同歩▲3八飛から動き、終盤に差し掛かった図7。
20191230020929543.jpeg

(図7は76手目△6六歩まで)

ここで▲5七角△8六飛▲8八歩と進めて分かり易くなりました。
以下▲6六角∼▲4五歩を実現させ勝ち。

チームは松泰、岩城、大塚、河村、藤原勝ちの5-2勝ち

大塚くんと市長が底力を見せて逆転勝ち。泰河ちゃんは全国初勝利で、岩城さんは2日目全勝。

非常に良い内容で2日目を締められたように思います。


3日目

7回戦:vs信州大学

岩城-I十嵐
大塚-K谷
加藤-F野
松雅-H景
黒瀧-Y田
藤原-U海
伊藤-T山

伊藤くんのデビュー戦。市長切りは勇気の要る決断でしたが、当たりは悪くないと感じていました。

私の将棋は相振り飛車。
20191230020940e30.jpeg

(図8は62手目△6六桂まで)

この桂馬を打った所では悪くないと思っていました。
しかし、▲8二歩を打たれて混乱。△同玉▲5五角で桂馬を外されると一生勝てません。
落ち着いて△7三桂と跳ねればまだ優勢だったのに、慌てたまま攻め合いで勝つ筋ばかり読むも、最後に▲3六飛と銀を外されて一向に勝ちが見当たらない。

残していた持ち時間で、存在しない攻め合い勝ちの順を読むのではなく、なぜ落ち着いて桂馬を跳ねることが出来なかったのか。
せっかちで短絡的な弱い自分の将棋がモロに出ました。

チームは岩城、加藤、松雅、黒瀧勝ちの4-3勝ち
仲間に救われました。


8回戦:vs山形大学

岩城-K内
大塚-T口
河村-T橋(憲)
加藤-H田
松雅-S々木
藤原-Y田
松田-S藤(広)


私の将棋はまたも相振り飛車。
先手だったはずなのに、飛車を振り、自分から角を交換して飛車を振りなおしたら後手になっていました。将棋が下手。
20191230020956b1d.jpeg

(図9は46手目△1四歩まで)

ここで▲1五歩と突き、△同歩には▲1二歩∼▲2三角があるので良し、などと考えていたら△2一飛と回られ血の気が引きました。

▲1四歩と取り込むと△同香▲同香△1六角で投了級です。
慌てて▲5五歩と中央に転戦しましたが、逆に端を詰められて本当に何がしたいのか分からない。
20191230021009488.jpeg

(図10は58手目△1四歩まで)

ここで▲9七角△4一金▲5五銀と打開しました。
以下交換した銀を5三に打ち込み、7三に打ち込み、無理やり攻めていると案外受けも難しかったようで手になり勝ち。

チームは岩城、大塚、河村、松雅、藤原勝ちの5-2勝ち。

隣でまつりくが入玉。△5九玉と強打し「トライルールってありますよね?」と衝撃の一言。

トライルールは将棋ク〇ストにしかありません。反省してください。

対局相手のS藤さんはじめ、山形大学の皆さん本当にすいませんでした。


最終戦:vs早稲田大学
岩城-E口
大塚-O崎
河村-T内(広)
加藤-S矢
松雅-N津留
井村-T内(大)
藤原-I井

最終戦。相手は優勝の懸かる早稲田大学。

私の将棋は三間飛車。初めて見る形から仕掛けられ、迎えた図11。
20191230021019701.jpeg

(図11は45手目▲6六角まで)

ここで指した△6五銀が猿でも分かる大悪手。▲7五角とされて将棋が終わりました。
代えて△5六歩と垂らせば、飛車成りを防ぐ手には△3三桂∼△2五飛と捌いてかなり振り飛車が良かったようです。
浮ついた手を指し、優位を一瞬でフイにしました。この3日間何も学んでいなかったようです。

チームは0-7負け

名大の最終順位は4勝5敗で6位という結果でした。



~~~~~



優勝した早稲田大学の皆さん、本当におめでとうございます。

特に主将のこーやんは、多くの期待や重圧を背負ってチームを率い自ら戦い続けていて本当に凄いです。面と向かっては中々言えませんが、心から尊敬しています。


今大会を通じて感じたことや学んだことは、また記事を改めて投稿するかもしれません。
今回は振り返りということで簡潔に締めさせていただきます。


運営してくださった全日本学生将棋連盟の皆さん、本当にありがとうございました。

また、参加された選手やサポーターの皆さん3日間お疲れさまでした。


名大を応援してくださった方々には感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。

今回はこの辺りで。それでは
スポンサーサイト



コメント:

非公開コメント

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR