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中部新人王戦(どっとこむ)

はじめまして。1年のどっとこむと申します。2018/10/13の中部新人王戦について書いていきたいと思います。
……ええ。10/13の新人王戦についてです。5か月の時間が経ちました。我ながら遅すぎですね。これだけ遅いと思い出せることも少ないので、準決勝と決勝の将棋がほとんどになります。ご了承ください。


予選

名大からは松尾くん、松本(私)、大塚くん、後藤くん、伊藤先輩(二年)の5名が参加。
また加藤先輩が応援に来てくれました。ありがたい限り。


予選は四人リーグの二勝通過二敗失格システム。(いつもの)
私と松尾くんは予選のアタリがよく、早々に2-0をあげ、1-1の大塚くん、後藤くん、伊藤先輩が二次予選へ。



二次予選では大塚くんが勝利して本戦出場を決めましたが、後藤くん、伊藤先輩は敗れ予選通過ならず。

……私は地元出身なのですが、伊藤先輩が私も良く知るH尾とN村の2名(某名電将棋部出身。かなり強い)と予選でカチ合うというありえないレベルの運の悪さを発揮しており、見てていたたまれない気持ちになりました。というか私もそこの枠に入っていたら予選落ちしていた可能性が高いです。こわい。



本戦


本戦トーナメントでは抽選の結果、私と大塚くんがシード枠へ。松尾くんは一回戦で先程のH尾とぶつかったものの勝利。強い…。


二回戦で大塚くんが静岡大のS々木(今大会の優勝者)に敗れ敗退。私と松尾くんは勝利。

この二回戦で私が(多分誰もが)優勝確実と目していた中京大のH田(中部学生オール将棋選手権優勝者)が三重大のHに敗れ、会場全体にあやしい雰囲気が漂いはじめます。



三回戦(準々決勝)。私は南山大のI藤と対局。彼も地元勢で、高校の大会ではほぼ姿を見かけなかったものの、中学時代には幾度となく苦杯を嘗めさせられた相手。気合い十分で挑みます。
結果は……ひやっとする局面はあったものの、やはりブランクの差が大きかったのか、中盤から押し切って勝利。彼に勝てたのは本当に久しぶりで、嬉しかったです。



準決勝


私-松尾くん、S々木-Hの組み合わせ。

松尾くん相手には、初対局でトン死して以来、十局ほど指して一度たりとも勝てていません。準々決勝以上に気合が入ります。


IMG_C1466277D33C-1.jpeg


私が先手、手前側。4二の地点で角交換したところです。

ここまで後手は銀の動きで二手損しており、先手が作戦勝ちです。
が、調子に乗った私はここから……


上図から▲2二角!△3三角▲3一角成!△5一飛(下図)


IMG_73AEFF021AE6-1.jpeg



角が詰まされてしまいました。いや、まったくありえません。せめて3一角成の前に気づけよという話です。


なぜこんなことになったのかと言えば、私はてっきり2二角には4四角と受けてくるものだとばかり思っていたからです。角が4四なら5一に飛は引けませんからね……。相当なアホです。


後でこの局面をソフトにかけてみたところ、序盤の貯金が大きくなんとまだ互角の形勢なようです。
しかし、こんな初歩的なポカをやらかしては対局中はもう負けの気分です。



悪い流れを止められず、いくつかあったチャンスを逃してしまいます。




IMG_FAF7CEB544CA-1.jpeg




上図の6一飛がとどめの受けの好手。先手に桂香を拾わせません。

以下▲5三龍△同金で下図。ここでは完全に攻めが切れています。しかし…



IMG_3C92EB37AB0B-1.jpeg



図で▲7六銀が逆転の一手となりました。
直接の意味は8五銀〜9四銀と香を取って詰めろをかけることですが、この手のミソは一見、△7九飛で全然駄目に見えるところにあります。


しかし、7九飛には▲9七角があります。以下△7六飛成▲8三桂成△同銀▲5三角成……

それでも後手有利ではありますが、優勢を意識している後手は考えたくない手順でしょう。


それで本譜は△6九飛▲8五銀△9九飛成▲9四銀と進んだのですが、こう6七の銀が貴重な攻め駒に出世しつつ詰めろがかかっては逆転模様です。



実戦はその後、さらに王手竜取りをかけたものの、また後手に盛り返されて下図。

IMG_1FA720013A76-1.jpeg


ここで後手が△5二銀と受けたのなら、長い終盤が続いていたでしょう。少し負けていたかもしれません。

実戦はなんと△6九銀打。以下▲9四歩△同銀▲9二金まで、先手の勝ちとなりました。

トン死で負けて以降勝てていなかった相手にトン死で初勝利するという、なんとも劇的な決着でした。




決勝


ということで、決勝は私-S々木、三位決定戦は松尾くん-Hの組み合わせ。


準決勝に続き先手番を得て下図へ。



IMG_B8E3355D2A64-1.jpeg




上図の△5三角で後手の歩得が確定。以下▲6五歩で、先手は手得と持ち飛車を主張する展開です。




IMG_2A24A43EA1AE-1.jpeg



後手の陣形は7二銀〜7一玉くらいかと思っていたら△7四歩〜7三桂。いきなり過激です。


決勝の将棋でこんな乱戦になるとは思っていなかったので、このあたりはかなり動揺しています。

相手の指し手からも、浮き足立っている様子が伝わって来ていました。



IMG_D39EE95038DF-1.jpeg



この将棋は二転三転するのですが、上図の△5五金が後手の悪手。

代えて△6六金▲5三飛成△7七馬と踏み込んでこられたら負けていました。


進んで、下図で後手が△3一銀〜△4二銀と涙の繰り替えをしたあたりでは勝ちを確信しています。



IMG_138C6CC34781-1.jpeg



相手のS々木くんが今大会の優勝者だと前述した通り、私はこの将棋を負けるのですが、その敗因は自玉をまったく省みなかったところにありました。



上図から▲5六銀△同金と進み、自玉も結構危ないのですが、そこで▲5二銀なら明快に勝ちでした。

△同金なら▲同龍が5六の金に当たるからです。


この手を逃してもまだまだ勝ちなのですが、下図の▲5三金が問題の一手。



IMG_27D0E2F7CEC7-1.jpeg



△8六馬から打ったばかりの金を取られては何をやっているのかわかりません。

いや、馬と金の交換ですから悪くはないのですが、ここは当然歩を打つべきところでした。

△5一金と打たれ、もう頭は混迷の極致です。



IMG_D37037587650-1.jpeg



上図の▲1六角が更なる問題の一手。どうして2五に打って自陣に利かせなかったのか、今考えても不思議です。



IMG_4EB058883155-1.jpeg



この局面では、流れはもう完全に後手のものですが、普通に▲1八飛と逃げればまだ先手が有利でした。


実戦は上図から▲5四角△同玉▲5六飛。

金を取るのに飛車角を渡し、後手玉が詰まないのでは何をやって以下略。



IMG_34BB0BC10074-1.jpeg



上図以下、▲7八玉△6九角まで。以下は即詰めです。いや、本当にこの将棋は我ながら情けない。



一方、松尾くんは3位決定戦で勝利。名大としては私が2位、松尾くんが3位という結果になりました。


私は将棋の大会で優勝した経験がありません。本当に悔しいです。あと、松尾くんに申し訳ない。


トーナメントの組み合わせは完全な運なので、準決勝で当たったこと自体は仕方がないのですが……


仲間の無念を晴らせるだけの終盤力をつけて、またの大会に臨もうと思います。


ところでこれ、3月に書いているんですよね……すると皆さんは秋季団体戦の名城大学戦で私が相手の玉の詰みを3回逃して負けていることとか知っちゃってる訳で……はい。申し訳ありません。学生王座戦では勝ったので許して



最後になりますが、大会運営の皆さんと、忙しい中応援に来てくださった加藤先輩に大きな感謝を。


ではまた。


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