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秋季団体戦(Ray)

個人戦に引き続き、団体戦の振り返り記事を書いていきたいと思います。

名大は昨秋、今春と地区大会を抜けましたが、依然総合戦力は名城の方が上ですし、三重、静岡は強力な一年生を複数擁しています。主力が4年生の南山は最後に全力を懸けて戦ってくるでしょうし、少数精鋭でB級を抜けた愛知は決して侮れません。
取りこぼしが重なれば、優勝はおろか入賞すら逃してもおかしくないと個人的には考えていました。

春から各自練習に励み名大もレベルアップを果たしたとは思いますが、それは他大学も同様。むしろ理系の上級生が異常なまでに忙しい名大は一部の戦力がダウンしていてもおかしくなく、一層厳しい戦いになると気を引き締めて臨みました。


1回戦:vs 愛知大学

名古屋―愛知
1.都 -M本
2.近藤―N川原
3.松尾―ME島
4.松本―T平
5.藤原―H川
6.塚越―MN島
7.須賀原―W邊

初戦の相手は、春季B級を5人の精鋭で優勝し、7人揃えてA級に臨んできた愛知大学。
オーダーは蓋を開けてみないと分かりませんが、初登板の須賀原、松本の活躍に期待。

私の将棋は対三間飛車。個人戦の記事を読まれた方は薄々勘付かれたと思いますが、またも糸谷流右玉を採用。
20181127200945d83.png


(図1)
三間の浮き飛車に対しては棒金が狙えます。以下飛車先を突破して勝ち。

チームは都、近藤、松尾、松本、藤原勝ちの5-2勝ち
松本君は新人戦でも結果を残しましたし、ようやくといった感じですが団体戦初勝利。おめでとう
すっちーは初登板で、相手の攻めを丁寧に見る神経を使う展開で最後にミスが出てしまったようです。結果は実りませんでしたが、らしさの溢れた将棋だったと思います。実力はあると思うので次に期待してます。
塚越さんは卒論と単位を諦めて一緒に将棋しましょう。


2回戦:vs 南山大学
1.木村―T橋
2.河村―M岡
3.加藤―ぽにーさん
4.近藤―I藤
5.松尾―H田
6.松本―N尾
7.藤原―H川

相手のレギュラーにこちらの準レギュラーが当たる形に。裏を返せばレギュラー陣は絶対に負けられない展開になりました。

私の将棋は相手の三間(以下略)に私の右(以下略)
20181127201006c8c.png


(図2は▲3五歩まで)
この局面は既に後手優勢です。ここでは△4五桂が分かり易かったようですが本譜の△3四歩も悪くなかったようで、以下▲4七銀上△3五歩▲4六銀△3六歩と進み勝勢になりました。

チームは木村、近藤、松尾、松本、藤原勝ちの5-2勝ち
惣菜は最後の王手ラッシュに対応を誤ったらしく惜敗。市長も良い所はあったようですが底力を見せられる結果となったようです。やはり南山の4年生エースの方々は強かったと改めて感じさせられました。


3回戦:vs 静岡大学
1.木村―H吉
2.河村―K池
3.加藤―K谷
4.近藤―O澤
5.岩城―SS木
6.藤原―I神
7.塚越―A武

後で相手に訊いたところによると、エースSS木くんを私に当てる展開を避けられたようです。ということでまたしても私は負けられない展開に。
私の相手はI神さん。高校時代から繋がりはあったので練習で指したことがありますが、公式戦で当たるのは初めてです。戦型は相手の角交換振り飛車に銀冠で対抗しました。
2018112720101723b.png

(地獄絵図3は▲8三歩まで)
典型的な振り飛車成功図ですね
この歩を取ると▲7二馬~▲9六桂で飛車が死にます。
ここから頑張って捲りました。
2018112720103303e.png

(図4は▲5五歩まで)
図4の局面では既に互角に戻っています。
ここから△2七香と打ち込みました。対して▲3九玉ならまだ難解でしたが、▲同銀と取ったため以下△1九角▲3八玉△3七歩成▲同桂△2七歩成と進めて寄せ切りました。

チームは木村、加藤、藤原、塚越勝ちの4-3勝ち
相手の一年生二人にこちらの五年生二人が取られる展開で薄氷の勝利。惣菜が大仕事を果たしました。塚越さんも苦しかった将棋を捲ったようで、チームは負けていても何ら不思議はありませんでしたね。既にチームに実力差はほぼ無いと改めて感じました。


一日目はここまで。なんとか3-0で二日目に望みを残しましたが、一層厳しい戦いになることが予測される翌日に向けて、主力選手は部室に戻って延々将棋を指していました。雰囲気の良い状態で二日目に臨むことが出来たと感じました。



4回戦:vs 三重大学
1.木村―M田
2.河村―H口
3.近藤―N田
4.松尾―N橋
5.岩城―HYS
6.坂 -M山
7.藤原―K口

オーダーは想定通りだったと思います。木村、近藤、藤原がしっかり勝てばあとひとつどこかで拾えるという読みだったのですが…
私の相手はK口さん。昨年の秋季団体戦では敗れているので、まず間違いなく当ててくると思っていました。
戦型は相手の四間飛車穴熊。そして迎えたのが次の図。
20181127201054062.png

(地獄絵図5は▲5四桂まで)
今見返しても投了図にしか見えないですね…
ここから△5三銀▲4二桂成△同銀引▲5三銀△7三角…と血の涙を流しながら受け続け、1筋に追い込まれ、下段に叩き落され、必敗の局面を50手以上粘って次の図。
201811272011180c3.png

(図6は△6二桂まで)
相手の持ち駒を銀と桂と歩のみに振り替えた瞬間に銀の脇から逃げ出し、脱出に成功。
とても褒められた…というか許された内容では無いですが、団体戦なので懸命に粘った結果です。
後で周囲から「いい加減に序盤で考えずに必敗になるのを反省しろ」と怒られました。ごもっともです。反省します。

チームは木村、河村、近藤、坂、藤原勝ちの5-2勝ち
勝負所の市長と、相手の主力に当たった坂さんが大仕事。
しかし、やはり三重にも奪われた2勝は一年生によるもので、今後数年間に渡り三重は安定して強力であると確信させられる結果となりました。


これで4-0。最終戦は名城との全勝対決です。
勝ち数で下回っているため、3.5-3.5は許されません。全員が勝つことを求められる大一番です。


5回戦:vs 名城大学
1.木村―H尾
2.河村―K川
3.近藤―I藤
4.松本―O村
5.岩城―I井
6.坂 -M本
7.藤原―K保

オーダーは成功しました。どこの誰か分かりませんが、裏主将はとても頼りになりますね。
三段リーグは厳しい当たりが続くと仰ってましたが、頑張ってください。応援しております

ここで私の秋季大会の戦型について、前の記事から読んでこられた方は気付いていることがあるかもしれませんが

個人戦
1回戦:筋違い角
2回戦:対四間飛車
3回戦:対中飛車
4回戦:対四間飛車
準決勝:対三間飛車
決勝 :対中飛車
団体戦
1回戦:対三間飛車
2回戦:対三間飛車
3回戦:対向かい飛車
4回戦:対四間飛車

筋違い角で振り飛車を封じた一局を除き、全てが対振り飛車でした。凄い(小並感)
流石にもう振り飛車の相手は懲りていたので、先手を得た私がやることは決まっていました。5手目▲4五角ですね。

…というのは半分冗談で、糸谷流右玉を見せすぎたというのが正直なところです。私の相手のK保さんには個人戦で指してますし、K保さんとチームメイトのK川さんにも決勝で採用して私は敗れています。
団体戦の初日にも2局指してそのデータは名城に取られてしまっていたので、戦型を狙い撃ちされる危険性が高いと感じました。そこで筋違い角を採用することに。

相手の無理気味な動きを咎めて駒得し、優位に立ち迎えた図7。
2018112720113394c.png

(図7は△5三飛まで)
ここで▲6二角成と指しましたが、感触は良くなく実際にぬるい手だったようです。
正解は▲5四銀成△同飛▲6七銀(図8)
20181127201145b6d.png

(図8は▲6七銀まで)
浮き駒をなくして自陣を引き締め、▲8七角を狙う絶好の一手です。
こういう手が指せるようになりたいですね。勉強になりました。
そして進んで図9.
20181127201205d4a.png

(図9は▲3九玉まで)
ここで△5四角をうっかりしていました。初歩的な両取りというのに…
実際は△5四角には▲9一竜と香を取り、△7六銀に▲2五香△3三玉▲6七銀とすれば先手勝勢となるため△5四角は良い手ではないそうですが、うっかりしていたという所に問題があります。反省します。

本譜は角を打たれず、進んで最終盤。

(図10は△6三角まで)
20181127201219b2b.png
ここで▲4三香不成で着地を決めました。成だと△4一金が少し気になります。
以下寄せ切り、レギュラー対決で星を奪うことが出来ました。


チームは木村、河村、岩城、坂、藤原勝ちの5-2勝ち
みんな強かったです。猛攻を受けきったきむりくさんも、個人戦中部覇者に研究勝ちから逃げ切った市長も、ワールド全開の指し回しを見せた岩城さんも、コーヤン流への対策を徹底的に研究していた坂さんも皆とても良い内容で勝っていたように思います。
松本くんも相手のレギュラーに対し詰みのある局面まで追い詰めたようです。彼の序盤は本格的で、しっかりリードを奪えるタイプだと思うので、これから逃げ切る終盤力を身に付ければ大化けするのではないかと思っています。
近藤さんから星を奪ったI藤くんは今回全勝で内容も良かったようですし、私は彼の努力に敬意を払っています。流石です。


全体を通して危ないところもありましたが、なんとか名城にも勝ち切り5-0で優勝することが出来ました。
共に戦った選手や、棋譜取りなどのサポートを手伝ってくれた部員、オーダー係の市長とませかん先輩、そして応援してくださった多くの方々のおかげでこの結果を掴むことが出来たと思います。
本当にありがとうございました。

ひとまずの安堵と、全国大会や来年度以降の地区大会への不安など、様々な感情が入り乱れて思考がまとまらないので、次の記事で今後の展望や全国大会への意気込みを述べたいと思います。
今回はここまで。それでは
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