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学生選手権・団体A(I城)

3月22日に標記の大会の団体戦、23~24日に個人戦が大阪商業大学にて行われました。
団体戦はA・Bの2チームが、個人戦は3人が出場。
この記事では団体戦Aチームを中心に振り返ります。Bチームと個人戦は他の部員が書きます。

Aチームのメンバーは申し込みの段階でO澤先輩・T中先輩・I城・K藤・T越くん・明鏡先生という構成でしたが、明鏡先生は用事、さらにBチームで欠員が発生。
急遽、前日夜に新1年のKむりくに参加を打診したところ快諾してくれました。大変感謝します。
結局、AチームはO澤・I城・K藤・T越・Kむりくに変身。

学生選手権は30分切れ負けのスイス式5回戦で、ベスト4に残ると2日目に準決勝以降を戦います。オーダーは毎試合変更可能。
順位決定の基準はチーム勝数→個人勝数→ポイント数です。ポイントは、大将~五将の勝利に対しそれぞれ12,11,10,9,8点が与えられます。
つまり同じ白星でもなるべく上で勝つほうがポイントを稼げるので、大将から強い順に並べるチームも多いです。しかし相手と同様に並べて接戦を落とすという最悪のパターンもあるためメリットばかりではありません。我々は8割じゃんけん2割勘で決めました。

1回戦 同志社大学A
同志社は関西一軍戦で強豪校相手に頑張っている大学で、4チームのうちのAですからレギュラーを揃えています。2014年の西日本では3-2勝ちですがお互いメンバーが入れ替わっていますから参考になりません。

私は角換わりで攻めがつながり温泉気分に浸っているといつのまにか相手の入玉を防ぎづらい形に陥りました。しかし時間が数分vs数秒のため相手が投了。

Kむりく・I城・O澤勝ちの3-2。O澤先輩は局面敗勢の時間切れで勝利打点。途中は1-4くらいでしたが結果オーライです。

K藤は前日に携帯紛失騒動があり(ちゃんと見つかった)、人騒がせの代償として団体全勝を約束していましたが、持駒の桂香(これで持駒全部)を相手の遊び駒の角と交換しつつ手順に金底の歩を作らせる鮮烈な自爆により全勝の目がなくなりました。隣で見ていた私も数分後に下手な攻めで逆転したので、隣の将棋で勉強するのは良くないですね。

2回戦 一橋大学A
関東のA級校。メンバーを見る限りオーダーがかなり重要だったので勘で練りました。
オーダーは1有利1不利3勝負。
私の相手はエース格でA布OBの方。中1から知っていましたがまさか大阪で当たるとは…。
横歩3三桂から二転三転し、悪いながらも中段玉でヌルヌルするうちに逆転。しかし逆転を自覚した時点での残り時間は、確かだいたい私30秒vs相手20秒。正しく指している場合ではありません。王手ラッシュをかけて2秒vs0秒で一応勝ち(相手のほうが私より速かったのでかなり追いつかれている)。駒は著しく乱れ、将棋からスポーツへと化しました。申し訳ないです…

チームはI城・Kむりく・K藤・O澤勝ちの4-1。T越はもう一人のエース格に敗れたものの、チームとしては望外の結果。

3回戦 早稲田大学A
早稲田Aは補欠登録されている人が一番強いのですが、その人が台湾にいるという情報を昼休みに聞いていたのでオーダーは安心して考えられました。相手のオーダー決定はランダムのようだったので結局じゃんけん。
K藤―A栄
T越―K崎
I城―H野
K村―Y口
O澤―S田
こちらとしては(じゃんけんが)成功したオーダーでしょう。

私の相手は再びA布OB。KKSに対し優勢になったものの相手の追い込みがうまく、遂に私の玉に詰みが発生してしまいました。残り20秒で詰みを見つけるのは厳しかったようで、結局15秒vs5秒で勝ち。長い時間でやり直したいと感じるほど中盤までは面白い内容でしたが、最後に将棋が壊れました…切れ負けの宿命。

チームはK藤・I城・O澤勝ちの3-2。Kむりくは錯覚があったのか快勝モードの将棋が暗転したのが惜しまれます。

4回戦 立命館大学A
3連勝したので優勝候補と当たるのは仕方ないですね。
T越―S貝
K村―H田
K藤―A部
I城―S井
O澤―O桃
後から分かりましたが立命Aのオーダーはほぼ固定だったようです。3回戦までのオーダーが分からなくとも、固定だと仮定すれば2~3か所絞れたはずなのでじゃんけんを主導したI城は反省すべし。
私は角換わり同型。攻め損ね、あとは寄せられるのを待つのみとなりましたが、一瞬のチャンスが到来。図は6三にいた角を引き成って8五の歩を払った局面。
2016-03-25a.png
ここで△8四歩が敗着で、▲4一馬△同銀▲同飛成で受けがなく逆転。
正しくは△8八銀▲同金△同と▲同玉△7六歩▲同馬△6八飛▲7八合△8四桂といった感じで寄せれば後手勝ち。
▲4一馬が実現すると必至ルートに入ることが相手にとっては予想外だったのでしょうか。
チームはI城勝ちの1-4。
接戦が他に2つあったことですし、一人ひとり収穫があればとりあえずは良し。立命Aは京大Aに敗れ準優勝でした。

5回戦 近畿大学A
K藤が戦力を把握しており、私は全く知らなかったので助かりました。相手エースが4回戦まで大将固定と判明し、誰が大将になるかという話になりましたが、結局じゃんけんでK藤に。
私はゴキ中で研究通りに勝ち。全勝で終えたのは一応評価できます。
チームはKむりく・O澤・I城・T越勝ちの4-1。T越は5回戦にて初勝利。2~4回戦の相手は厳しかったですがよい練習になったと思います。Kむりくは終盤の派手な捨て駒が印象的でした。O澤先輩はいい感じで逆転していましたが対照的にK藤は逆転負け。クラブカップで使い果たしたとの弁があります。個人戦に期待。

結果はチーム4勝1敗、個人15勝10敗で入賞し人数分の扇子をいただきました。順位アナウンスにあまり傾聴しておらず曖昧で申し訳ありませんが、たぶん16位です。近日中に関西将棋会館HPで順位表が掲載されますのでご覧ください。約90校のなかでこの順位は立派です。立命Aのようなチームに勝つのはさすがに厳しいですが、個人勝数は増やせる余地がありますから来年はさらに上位を目指しましょう。

自身の個人戦は、予選1回戦の中学生と本戦1回戦でたまたま再戦しリベンジされ敗退しました。
同日に2回当たると1戦目で負けたほうが2戦目を制すのはよくあることですが、あくまで実力が拮抗している場合であって、もっと地力差があればきっちり2連勝できたと思います。振り返ると、相手が力を出しやすい展開でベストゲームをさせてしまった印象で、悔しいくらいでは済みません。
新年度の春季個人戦は2年ぶりに予選からの参加となりますが、まずは代表に返り咲けるよう頑張ります。
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