FC2ブログ
プロフィール

名大将棋部

Author:名大将棋部
名古屋大学将棋部のブログです。
何かあるたびに更新していきます。
Twitterもありますので、興味があればフォローお願いします!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア

新人戦(I城)

10月18日に開催された中部地区新人戦を振り返ります。総括は先輩にお任せしますので、自分の対局について書きます。

0回戦 VS朝
圧勝でした。春より成長し、今池駅と池下駅を間違えませんでした。

予選1回戦 VS T畑(名城)
入学して半年しか経ってないのに!T畑さんと当たるのは4回目!!T畑さんに「決勝でやりたかった」と言われて嬉しかったです。相思相愛ですね。
私が後手で、角換わり腰掛け銀の定跡形に進みました。
2014-10-19a.png
△5九角と打ったのが事前に用意していた手でした。昨年の竜王戦第1局羽生―行方戦では△5九角に代えて△7六歩として以下一直線に攻め合い先手勝ち。△5九角は実戦には出現していませんが将棋年鑑の解説で有力と評されており、以下▲4九飛△7六歩▲同銀△6八角成▲同金△7六銀と進んで難解です。その後どう指すか自力で結論が下せなかったので、ここから先は対局中考えようと思っていました。
実戦は△5九角に▲4九飛△7六歩▲5九飛△7七歩成▲同桂△5六銀▲同歩△7六歩と進み有利に。この分岐も事前に想定していて、△7六歩が打てればよいと思い検討はそこで打ち切っていました。ここからは未知の局面となり、以下▲8三角△7七歩成▲同金右△7六歩▲同金△8四桂▲6六金△6二飛▲7三角成△6六飛▲8四馬と進行し次図。ここで次の一手が決め手でした。
2014-10-20a.png
正解は△7七銀。これ以外の手だと長引いてしまう懸念があります。仮に▲同玉なら△7六金▲8八玉△7七歩で勝勢。実戦は▲7七同金△6八飛成▲7八銀△5九龍▲6九歩△9六歩以下寄せ切って勝ち。T畑さんと当たることは確実だったので(さすがに初戦だとは夢にも思っていませんでしたが)、色々考慮したうえで想定局面をいくつか準備していました。相手が間違えて以降しっかり寄せ切れたのは、事前研究のおかげで持ち時間をたくさん残せたのが大きな要因です。しかし、今回は完全に的中させることができたものの、事前研究は労力が大きく実を結ぶとも限らないので毎回やろうという気にはなれないです。

2回戦 VS N山(滋賀)
ここで負けると再びT畑さんと当たる修羅場に引きずり込まれるので是非とも勝たねばならぬところ。私が後手で普通の角換わり腰掛け銀に…と思いきや、4五桂速攻を狙われたので早めに4四歩と突いて防ぎました。すると相手は右玉にしてきたので私は気分で相右玉に。4四歩を早めに決めてしまったせいで作戦負けになっていましたが、相手が無条件で歩損してからは快調に攻めて勝ち。この対局を通じて、角換わり腰掛け銀の序盤は本当にシビアだなと思いました。
ところで、24七段の滋賀大エースS下さんが棋譜を取って下さいました!内容を褒めていただき光栄。
ということで、予選を無事に通過。昼休憩の間ずっと、研究でハメたぜ自慢をしてました。帰り道でも延々と自慢しちゃいました。
決勝トーナメントの組み合わせは優勝候補がばらけている印象。名大勢は6/8人が通過と好成績でした。

決勝トーナメント1回戦 VS K谷(静岡)
私が後手で相掛かりに。▲2六歩△8四歩▲2五歩△8五歩▲2四歩と指してきたので、首を傾げつつ定跡通り進めたら相手にミスが連続したので54手で勝ち。これには採譜して下さったT内先輩もびっくりの様子でした。相手は予選で強い人に2連勝していたのですが、この将棋はもったいない。

2回戦 VS M月(静岡県立)
私が先手で横歩取りに。後手は8四飛型を選択し、ありふれた局面に。
2014-10-19c.png
ここで△2三歩と打ってきたのですが、あまり見かけない手ですね。△2二銀を保留した形で△2三歩と指す進行なら、中村太―菅井戦を知っているのですが。以下は相掛かり風に進み、相手の無理な仕掛けを誘って反撃し勝ち。中盤の方針が難しかったところで、うまい第二次駒組みができたので自画自賛したいです。

準々決勝 VS Adrien(名古屋)
とうとう同士討ち。Adrienくんのノーマル四間に私は先手で端玉銀冠に。居飛車穴熊を目指すと藤井システムにしてくることは知っていたので、その展開は鬱陶しいなと思い端玉銀冠の初見殺しの形を採用。身内だろうが容赦せず、一番勝ちやすい作戦を選んだまでです。仕掛けを封じ一人千日手をしてもらっている間に、4枚穴熊に組み替えて万全の態勢を整えてから開戦して勝ち。
On our way back to the station, he said that every time he played against me, he learned a lot from my unique strategy and postgame analysis. Furthermore, he declared that he would overtake me some day. I was glad to hear that.

準決勝 VS K野(名城)
私が先手で居飛車穴熊VSノーマル三間の出だしから相手がトマホークを採用。トマホークは名前だけは知っているがどういう戦法なのか正直知りませんでした。こういう勉強不足の状態で進めた結果、気付いたら某電子書籍の表紙と同一の局面になっているではありませんか。それが下図です。
2014-10-19d.png
この後私が駒損で攻め相手が受けに回る展開になりました。いつ投了しようかと思って指し続けていたのですが、実際はチャンスが複数回訪れていたことを局後に知りました。お互いに悪手の目立つ散々な内容でしたが、実力負けだと解釈しています。
これで終わりかと思いきや、3位決定戦の存在を知らされ何とも言えぬ気分に。

3位決定戦 VS M(中部)
準決勝で力尽きたので、疲れからくる溜め息が止まらなかったです。私が先手で相手がノーマル三間という直前の対局と同じ出だしだったので苦笑せざるを得ず。穴熊で痛い目に遭ったので今度は大村流急戦を採用。こういう時、戦法のレパートリーが多いと便利ですね。優勢になる変化を見落とし苦しい分かれに。私のカウントが正しければその後5回逆転しどうにか勝ち。本日7局目なので何も読めず、一寸ならぬ、一手先は闇という感じでした。8時過ぎまで心置きなく指させて下さった運営に感謝します。ところでなんで3位決定戦の方が決勝よりもギャラリーが多かったのでしょうか。

というわけで、目標の優勝は果たせず3位に終わりました。実力的に優勝は厳しいかなと思っていたので、一応の存在感を示した結果になったことには満足しています。でも、結果のみで判断される以上、もっと上の順位が欲しかったです。つかの間将棋から離れますが、秋個人・団体に向けた準備は陰でやりますのでご安心を。是非とも春の悔しさを晴らしたいところ。
1年生はみな将棋に真面目に取り組んでいることが新人戦で示されたので、この雰囲気をもっと高めて切磋琢磨しましょう!
(今大会は他大の方とお話をする機会もたくさん持てて良かったです)
スポンサーサイト
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR