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名大将棋部

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名古屋大学将棋部のブログです。
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残り1年の学生将棋と向き合うにあたり、謝罪と決意(Ray)

急にどうした、いつもの発作か、と思われそうなタイトルですね。

モブである自分がこういった記事を書くことがイタいのは重々承知しているのですが、いつかは文字にして反省しなければならないと感じていたので、部のブログに晒し上げて後戻りできない反省の意を示そうと思った次第です。

また、今後将棋を指す上で決して忘れてはならないことを最近教えられたので、どうしても今書かねばならないような気がしてこの記事を残すことにしました。

黒歴史になりそうな予感しかしませんが、批判も覚悟で今回の記事を書くに至った経緯から綴っていこうと思います。

~~~~~

失礼ながらまずは自分語りという名の言い訳から。

大学1年目はただの将棋大好き野郎でした。部室に入り浸り、家に帰っても誰かと通話しながらネット将棋を指す毎日。
弱いので結果は残せなかったけど、将棋というゲームそのものが優秀で楽しかったため、ブラックバイトに捕まろうが単位落とそうが告白して撃沈しようが楽しい毎日でした。

2年生になり、中部学生将棋連盟の理事長を務め、将棋界への見方が変わりました。

当時、中部棋界は出身の藤井聡太七段の活躍もあり空前の将棋ブーム。様々な企業がこぞって将棋大会を開き、毎週のように学生がスタッフとして駆り出される。

その依頼は運営団体から「この大会は日当〇円で、その大会は日当△円で、それぞれ学生を×人集めてください」と私の元に一手に集まり、それを受けた私は各大学の将棋部や知り合いに「この条件でご協力ください」と依頼する。

学生からは「そんな条件で働かせようなんて虫がいい」と睨まれ、運営団体からは「大学生には奉仕の精神が足りない」と叱られ、その度に頭を下げる。

あの頃は将棋ブームに様々な企業が乗っかろうとした結果、中部将棋界のキャパシティが追い付かず、しわ寄せが私の所に来たのかな、と今になって思います。

それでも、多くの方々の助けがあって1年間の理事長の仕事を乗り切ることは出来たのですが、学生からも運営団体からも苦情を受け続けた私は夏頃うつ病にかかり、被害妄想も相まって完全に腐って将棋界そのものを恨んでいました。

会場にゴミを置いていく将棋指しが腹立たしい。
理不尽な要求を突きつける運営団体が、運営に文句ばかり言ってくる学生が煩わしい。

今思えばもっと周りを頼るべきだったとか、運営ミスなど明らかな自分の落ち度も多くあったので、周りの所為にばかりするのはお門違いです。しかし当時はそんなことを考える余裕も無く、右に左に頭を下げてストレスを抱え、うつにかかり何もできなくなりました。将棋なんかまともに指せないし、単位はほとんど落としました。
それら全てを何かのせいにして生きていました。

将棋界から離れたいけれど役職上離れられない私は2年の夏を境に完全に腐り、勝負としての将棋に対して一切の興味を失い、なめた態度で将棋を指すようになりました。
適当に指して序盤で悪くなって、でも負けるのはやっぱり癪だからと相手が間違えるよう間違えるよう粘るだけの将棋。
一切読みなど入ってないし、最善手を指す気が無い。

将棋に対して、そして何より相手に対して失礼でした。当時からこの日にかけて自分と将棋を指してくれた全ての人に土下座して謝りたい。

昨年の学生王座戦の棋譜、改めて見返しても本当に酷かった。時間を使わずに負けるわ、研究手順を前後するわ、到底見られたものじゃない。

対戦相手、そしてチームメイト、また王座戦に出たくても出られなかった全ての人に失礼な将棋ばかりでした。本当にすいませんでした。


~~~~~


救いようのないクズに成り果てた私ですが、1年半以上そんな腑抜けた将棋を指していた自分を反省させてくれる方々に最近出会いました。

私が将棋を通じて知り合った人々は、過酷な環境で生きる人々が多く居ます。
自分のことかな、と思う人はどうか嫌な思いをしないでください。私はそういった困難を乗り越えて生きている全ての方を尊敬しています。

まず母子家庭は珍しくなく、両親と縁を切った人もいる。
親が居ても家庭内暴力を受けている人や、貧困を抱える人がいる。
いじめや犯罪被害に遭って苦しんだ人もいる。

それでも、みんな打ち明けて話してくれるまで周りがそのことに気付けないほど明るく振る舞い、気丈に生きて将棋を指していました。

私は最近、名大将棋部のOBでありアマチュア強豪として名を馳せたA野さんに将棋を教わる機会が稀にあるのですが、先日「新アマ将棋日本一になる法」(木本書店,2008)という本を読んでA野さんの生い立ちを知り、その壮絶な過去を知って身震いしました。

「この方に将棋を教わる時に絶対に失礼などあってはならない」

そう思って指導を受けるようになりました。
しかし、その考えが若干誤っていることにしばらく気付けていませんでした。

~~~~~

先程まで、ある将棋指しの方と通話をしていて衝撃的な話をされました。

「児童相談所に駆け込めば暴力からは逃れられるかも知れないけれど、将棋の大会にはきっともう出られなくなる。自分は、暴力を受け続けてでも、将棋を指す道を選んだ」

その方やA野さんを始め、壮絶な過去(現在)を生きた方々がどれだけの覚悟で将棋と向き合ってきたかを知り、その勇気に敬意を払わずにはいられないと思いました。

将棋はたかがゲームです。しかし、9×9の盤上で生きることを選んだ人々にとっては人生そのものであることを彼らの生き様から教わりました。

そういった方々と将棋を指す時に、読みも入れずに適当に指すことがどれほど失礼か。
そこまで考えて、「まだ自分は間違っているのでは」と思いました。

程度の差は関係無く、みんな何かしらの苦悩を抱いている。
「この人は将棋に対して真摯だから真面目に指さなきゃ」その思考が間違っている。
誰に対しても、盤を挟めば全力の誠意を持って本気で将棋を指すべき。

これが、腐っていた私が彼らに教えてもらった当たり前だけど大切なことです。

困難を乗り越えて将棋を指す方々のことを、私は本当に尊敬しています。だからこそ、これからは全ての人に敬意をもって将棋を指そうと心に決めました。

自分は将棋の才能の欠片も無い雑魚です。しかし、十分に準備を入れ、持ち時間の許す限り読みを入れ、簡単に諦めないように指すことで、今後自分と盤を挟む全ての人に敬意を示そうと決意しました。


今回の記事を読んで、気を悪くした人も居たかもしれません。しかし、自分と同じように思ってくれる人がいたなら、この記事は無駄ではないのかなと思います。


1年半、失礼な将棋を指し続けて本当にすいませんでした。

こんな自分に、当たり前ながら大切なことを気付かせてくれた方々、本当にありがとうございます。

これからは、誠意を持って全力で将棋を指します。
腑抜けて居る内に大学将棋は残り1年になってしまいましたが、悔いの無いように1局1局指すつもりです。

名大将棋部員は、私が腑抜けた将棋を指していたら先輩後輩関係無く叱ってください。そして高め合いましょう。

よろしくお願いいたします。
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学生王座戦∼内容・結果編∼(Ray)

こんにちは、Rayです。

12月26∼28日の3日間にかけて三重県の四日市市文化会館で開催された、第50回学生王座戦の振り返りを書いて行きます。


現在時刻午前2時。フミキリに望遠鏡を担いで行きたくなるようなテンションで書いているので、読み返したら死にたくなるかも知れない。


1日目

0回戦:vs当日入り

名古屋と四日市は、毎朝早くの電車に乗って四日市から名大に通う人も珍しくない程度の距離。よって選手は午前7時20分に名古屋駅で集合。

ここまで早い時間に集まる必要は無いのですが、「どうせ誰か10分くらい遅れるだろう」の読みが功を奏し、無事全員勝利。

唯一集合に遅れた市長は「金時計ってどこだよ」と集合場所に文句を言っておりました。
彼は本当に名古屋市民なのだろうか。


注意:以下松本(2)は松雅、松本(1)は松泰と表記させていただきます。


1回戦:vs立命館大学

岩城-K日
石川-K林
河村-S屋敷
加藤-T沢
松雅-K村
黒瀧-F田
藤原-T淵

初戦から優勝候補の一角である立命館大学との一戦。

去年も同じカードでの開幕戦でしたが、成れない角を成ろうとして大逆転負けを食らった苦い記憶を思い出して対局前から鬱でした。

私の将棋は三間飛車。中央から仕掛けられ、囲いの金まで△5三金∼△5四金∼△5五金と動員されて抑え込まれた図1。
20191230020730d4a.jpeg

(図1は44手目△5五同銀まで)

ここで指した▲4五金が悪手。
以下△5六銀∼△5七歩∼△5八銀と一直線に攻められる順の中に見落としがあり、見落としていたことに気付いた時は一切勝ちの無い将棋になっていました。
代えて図1の局面では▲2六飛と逃げてまだ互角だったようです。
△6六銀と出られてダメと一瞬で読みを打ち切りましたが、▲5五歩の切り返しがありました。△同銀も△同角も▲4五金、△同飛には▲5六金でいずれも振り飛車が良くなります。

何も見えてないし、先まで読んだつもりで勝手読みばかり。将棋を指す資格が無いです。

チームは岩城勝ちの1-6負け

黒瀧は全国初対局で二歩を打ち、伝説になりました。



気にしないで欲しいです。今後ネタにするくらいの度胸を見せてくれた方が彼らしいと思います。


2回戦:vs京都大学

岩城-O川
石川-K尾
河村-N末
松雅-N川
黒瀧-K林
井村-H井
藤原-A木

2回戦の相手は関西第一代表、京都大学。

私の将棋は相手が振り飛車党という事前情報のみで筋違い角を指そうと▲7六歩と突いた所△5四歩と突かれ、事前調査が甘かったことを痛感しつつ右玉を組むことに。

図2は▲7五歩△同歩▲同角と欲張った局面。
20191230020752723.jpeg

(図2は39手目▲7五同角まで)

ここで△5六歩とノータイムで突かれ、既に自分が嵌っていたことに気付きました。
以下▲同歩△5五歩と進むと、もう後手の攻めが振りほどけない。5五に銀を出られると、△7六歩▲同銀△6六銀で崩壊するので完全に7筋の歩交換を咎められた格好です。渡した1歩も、空いた7六のスペースも、浮いた7五の角も全て後手の攻めを成立させるための配置に見えて、対局中は比喩でなく盤面の7割が相手の駒、自分の駒は3割も無いように見えました
以下粘りようも無く中央から千切られて負け。

チームは岩城、松雅勝ちの2-5負け

岩城さんが安定感を見せ、雅紀が金星。
黒瀧も井村も途中まで優勢だったようで、勝機はあったと知って猶更自分の将棋が不甲斐なく、申し訳ないです。


3回戦:vs東京大学

岩城-F岡
大塚-M本
河村-I藤
加藤-E﨑
松本-A野倉
黒瀧-SKR
藤原-Y川

初日最終戦の相手は関東第一代表、東京大学。

201912300208020e4.jpeg

(図3は30手目△8四歩まで)

この△8四歩は研究手。その意味を実譜で示したかったのですが。
20191230020812a09.jpeg

(図4は37手目▲2四飛まで)

ここで△5五歩▲2一飛成△4二飛▲4七銀△4六歩▲3八銀△6五角▲2八竜△7五銀▲7七銀と進んだ時に△8五歩と突けるのが△8四歩の意味です。盤に並べて研究している時に見つけてこれはいける、と思っていたのに。

(図4以下の指し手)

△4二飛▲6六歩

手順前後。頭が真っ白になりました。一瞬で劣勢に陥り「ただで飛車を成られた人」になり、以下粘ろうとするも差は広がる一方。

あと数秒でも落ち着いて、研究手順を確認してから指せば起こり得なかったミスです。本当に話にならない。

チームは0-7負け

初日は0-3でのスタートとなりました。

個人としては、勝手読み、研究手順に嵌る、研究手順を間違える、などと将棋以前の問題で3連敗。

本当にゴミでした。チームメイトや対戦相手には勿論、この大会で将棋を指したいと願う全ての人に対して失礼極まりない。
ませかんさんが私を蹴りたくなる気持ちも分かります。いっそフリじゃなく本気で蹴ってもらえたら周りも清々したのではないかと思うくらい、自分はお荷物だしゴミだし邪魔でした。本当にすいませんでした。


2日目

4回戦:vs九州大学

松泰-K柳
岩城-U田
河村-M野
加藤-K保
松雅-T邊
黒瀧-W邉
松田-A田


九州大学は今大会、地方校で唯一関東or関西代表校に勝って旋風を巻き起こしました。
私の立場でこんなことを言うのも変なのですが、京大戦の勝利は本当に格好良かったです。

名大は1年生3人を含むフレッシュなメンバーで挑みました。
頭を冷やす為に自分はお休み。

途中、河村と黒瀧以外はかなり劣勢に見え苦しいと思っていたのですが…

結果は岩城、河村、加藤、松田勝ちの4-3勝ち

岩城さん、惣菜、まつりくは逆転勝ち。市長は十傑戦5位のM野氏を相手に堂々の勝利。
相手の主力から4本奪う、非常に大きい勝利でした。


5回戦:vs広島大学

岩城-M阪
河村-N澤
加藤-U村
松雅-N谷
黒瀧-N美
藤原-E口
松田-K川


私の将棋は相振り飛車に。
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(図5は35手目▲2六歩まで)

読みを入れて玉頭を突き出しました。
△同歩には▲7三歩成が王手で入るので▲2五歩を打てて良くなります。
そこで図5以下△4五歩から襲い掛かって来ますが、▲3五歩△2六歩▲3四歩△4六歩▲3六金と進めて▲3三歩成が間に合う展開になりました。
相手玉が壁形なので反動込みで成立した例外的な手順で、運が良かったです。

チームは岩城、藤原勝ちの2-5負け

完敗でした。内容的にも圧敗の所が多く、総合力で負けた気がします。
実力で劣る部分をカバーするのがオーダー係の役目なので、これは明らかに自分が戦犯です。


6回戦:vs北海道大学

松泰-H本
岩城-T橋
大塚-O田
河村-O原
加藤-H田
井村-K友
藤原-Y口


余談ですが、1日目終了後に囲碁将棋チャンネルのカメラマンの方に「K友さんですね?お疲れ様です!」と間違えられました。
来年から僕の代わりにK友さんに指してもらっても誰にも気付かれないのではなかろうか。

20191230020858ab3.jpeg

(図6は30手目△8四飛まで)

ここで▲5五歩△6三銀▲4五銀と指して作戦勝ちになりました。居飛車が歩を守るには△3五歩しかありませんが、△6三銀型と玉頭位取りはバランスを取りにくく居飛車が苦労します。

その後、銀冠を組むフリをして▲3六歩△同歩▲3八飛から動き、終盤に差し掛かった図7。
20191230020929543.jpeg

(図7は76手目△6六歩まで)

ここで▲5七角△8六飛▲8八歩と進めて分かり易くなりました。
以下▲6六角∼▲4五歩を実現させ勝ち。

チームは松泰、岩城、大塚、河村、藤原勝ちの5-2勝ち

大塚くんと市長が底力を見せて逆転勝ち。泰河ちゃんは全国初勝利で、岩城さんは2日目全勝。

非常に良い内容で2日目を締められたように思います。


3日目

7回戦:vs信州大学

岩城-I十嵐
大塚-K谷
加藤-F野
松雅-H景
黒瀧-Y田
藤原-U海
伊藤-T山

伊藤くんのデビュー戦。市長切りは勇気の要る決断でしたが、当たりは悪くないと感じていました。

私の将棋は相振り飛車。
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(図8は62手目△6六桂まで)

この桂馬を打った所では悪くないと思っていました。
しかし、▲8二歩を打たれて混乱。△同玉▲5五角で桂馬を外されると一生勝てません。
落ち着いて△7三桂と跳ねればまだ優勢だったのに、慌てたまま攻め合いで勝つ筋ばかり読むも、最後に▲3六飛と銀を外されて一向に勝ちが見当たらない。

残していた持ち時間で、存在しない攻め合い勝ちの順を読むのではなく、なぜ落ち着いて桂馬を跳ねることが出来なかったのか。
せっかちで短絡的な弱い自分の将棋がモロに出ました。

チームは岩城、加藤、松雅、黒瀧勝ちの4-3勝ち
仲間に救われました。


8回戦:vs山形大学

岩城-K内
大塚-T口
河村-T橋(憲)
加藤-H田
松雅-S々木
藤原-Y田
松田-S藤(広)


私の将棋はまたも相振り飛車。
先手だったはずなのに、飛車を振り、自分から角を交換して飛車を振りなおしたら後手になっていました。将棋が下手。
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(図9は46手目△1四歩まで)

ここで▲1五歩と突き、△同歩には▲1二歩∼▲2三角があるので良し、などと考えていたら△2一飛と回られ血の気が引きました。

▲1四歩と取り込むと△同香▲同香△1六角で投了級です。
慌てて▲5五歩と中央に転戦しましたが、逆に端を詰められて本当に何がしたいのか分からない。
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(図10は58手目△1四歩まで)

ここで▲9七角△4一金▲5五銀と打開しました。
以下交換した銀を5三に打ち込み、7三に打ち込み、無理やり攻めていると案外受けも難しかったようで手になり勝ち。

チームは岩城、大塚、河村、松雅、藤原勝ちの5-2勝ち。

隣でまつりくが入玉。△5九玉と強打し「トライルールってありますよね?」と衝撃の一言。

トライルールは将棋ク〇ストにしかありません。反省してください。

対局相手のS藤さんはじめ、山形大学の皆さん本当にすいませんでした。


最終戦:vs早稲田大学
岩城-E口
大塚-O崎
河村-T内(広)
加藤-S矢
松雅-N津留
井村-T内(大)
藤原-I井

最終戦。相手は優勝の懸かる早稲田大学。

私の将棋は三間飛車。初めて見る形から仕掛けられ、迎えた図11。
20191230021019701.jpeg

(図11は45手目▲6六角まで)

ここで指した△6五銀が猿でも分かる大悪手。▲7五角とされて将棋が終わりました。
代えて△5六歩と垂らせば、飛車成りを防ぐ手には△3三桂∼△2五飛と捌いてかなり振り飛車が良かったようです。
浮ついた手を指し、優位を一瞬でフイにしました。この3日間何も学んでいなかったようです。

チームは0-7負け

名大の最終順位は4勝5敗で6位という結果でした。



~~~~~



優勝した早稲田大学の皆さん、本当におめでとうございます。

特に主将のこーやんは、多くの期待や重圧を背負ってチームを率い自ら戦い続けていて本当に凄いです。面と向かっては中々言えませんが、心から尊敬しています。


今大会を通じて感じたことや学んだことは、また記事を改めて投稿するかもしれません。
今回は振り返りということで簡潔に締めさせていただきます。


運営してくださった全日本学生将棋連盟の皆さん、本当にありがとうございました。

また、参加された選手やサポーターの皆さん3日間お疲れさまでした。


名大を応援してくださった方々には感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。

今回はこの辺りで。それでは

学生王座戦 (Castle)

12/26~28の3日間にわたる学生王座戦、みなさんおつかれさまでした。
Castleです。2年半ぶりに日記を書きます。パスワードを覚えていたのは小さな奇跡です。

自分は端の席で、終局も遅いほうだったので、チーム全体の展開はほぼ見ることができませんでした。それに関しては、Rayくんの記事、他の部員が今後更新するであろう記事、Twitterの実況、十字飛車をご覧ください。

1回戦 立命館

1立命館

第1図は最終盤です。
▲7四桂△同金▲7一角から詰み筋に入りました。その後間違えて詰まなくなったのですが、相手も逃げ間違えて詰んでしまいました。
もし詰み逃しで負けていたら精神的に響いていたので、大きな分岐点だったかもしれません。

結果は私勝ちの1-6
おでんくんが二歩という鮮烈な全国デビューを果たしたそうですね。

2回戦 京都
対ノマ三に5七銀左急戦で勝ち。
結果は私、部長勝ちの2-5
全国トップクラスの強豪を破る部長が凄すぎました。

3回戦 東京
相手は去年の王座戦と同じくH岡さん。
2東京
第2図は後手の私が△7五歩と仕掛けた局面。
水面下の変化が難しいので、この仕掛けの段階でお互い残り15分とかでした。

3東京
▲6六歩と突かれた第3図は収拾がつきません。去年も圧敗でしたが、どうやったら接戦になるのでしょうか...

結果は0-7

1日目は上位校なのでチーム3連敗は想定内ですが、2日目は順位を懸けた重要な戦いが待っています。
しかし!五右衛門がインフルで離脱してしまう大打撃。

4回戦 九州
九州は初日に京都を破っています。レギュラーの枚数が多くて、格上のチームです。
相手のU田さんは西日本大会で対戦があると思います。
4九州
後手の私は超早仕掛け

5九州
この局面は苦しい(*_*)
周りの雰囲気からするに3-3残し...

6九州
粘りが功を奏し、最後はここから先手玉を詰まして勝ち

結果は私、市長、惣菜、マツリク勝ちの4-3
レギュラーに勝った3人は素晴らしいですね。

5回戦 広島
広島とは初対戦です。相手のM阪さんは勝ち頭なので是非取りたいところ。
7広島
相手が堅すぎてはっきり悪い(*_*)
観戦者の雰囲気は3−3残しにみえる...

8広島
なんとか逆転勝ち!

結果は私、Ray勝ちの2-5 (あれれ...)

6回戦 北海道
一人ひとりに底力があり、いつも苦しめられている北大戦。昨年の王座戦で私を必敗に追い込んだO田さんが来るかと思っていましたが、向こうが避けたようです。
私は逆転される流れでしたが、最後は相手が逃げ間違えて詰んでしまいました。

結果は次期理事長、私、ガリレオ、市長、Ray勝ちの5-2
北大に5勝は望外です。強敵に苦しい将棋を粘ったガリレオくんがMVPでしょう。

3日目

7回戦 信州
金沢大を破っており油断大敵ですが、全員1局は出すためにオーダーは冒険しました。

結果は私、惣菜、部長、おでん勝ちの4-3
戦型チェックで皆を助けたノリくんが全国デビュー。初勝利は来季に期待ですね。
地区予選では9-1のおでんくん、全国で待望の初勝利。

早稲田ー東大戦を少し見られたのですが、敗勢になってしまった人たちのこの世の終わりのような表情が計り知れぬ責任を物語っていました...投じてきた努力や目標は同じ次元にない私でも、同じ舞台で指させてもらえるのはありがたいですね。

8回戦 山形
山形は遂に7人制でも東北を破り、今大会も立命館に3勝を挙げています。格上ですが、順位を上げるためには負けられない大一番。
Kンドーさんで私を取りにくるかと思っていましたが、向こうが避けたようです。三将まで降りてきたら、我々の2番 Rンドーを当てることもできませんね(笑)

対先手ノマ四に、こちらは居飛穴。私は広い玉形や押さえ込みを好む棋風なので、お前には合わないから早くやめろと言われ続けている囲いです(・∀・)
9山形
実際、棋風を反映して自ら穴熊の桂を3三に跳ねて解体しました。

10山形
それ以降攻めがつながり、△2五桂 (第10図) とおさえて勝ち。

結果は私、ガリレオ、市長、部長、Ray勝ちの5-2
昨年の富士通杯では私が粘りきれず2-3の戦犯になってしまったので、会心の内容で個人もチームも勝ったことは今大会一番嬉しかったです。

9回戦 早稲田 E口さん
早稲田は勝てば優勝、負けると東大と勝数勝負という状況です。

私は後手で雁木
国試を控え序盤を勉強する時間がなかったので、相居飛車は自由度の高い雁木で我流で早めに仕掛けて定跡を外すようにしていました。東大・広大・北大戦に続き4局目です。
11早稲田
第11図は▲6五歩と先手が角筋を開けたところ。
ここから△8八角成▲同玉△3三歩と進めたのが最悪で、以下▲5四飛~▲6四歩 (第12図) と2枚換えされて敗勢です。代えて△6五同銀直▲4四歩なら決着は先だったでしょう。長考しているうちに読みが一周してしまいました(>_<)

12早稲田
13早稲田

最終盤の第13図、自玉は受けなし。不詰めを悟りつつも△7九角から王手を続けましたが、以下負け。

チームは0-7
優勝にかかわる試合で爪痕を残したかったのですが、全く抵抗できませんでした。

名大は6位。
広島に勝っていれば5位だったと思うと惜しいのですが、立派な成績ではないでしょうか。調べたところ2009年までの黄金期を最後に、6位以上はとれていません。

初参加の2年前から
2017 王座戦 9位
2018 富士通 7位
2018 王座戦 8位
2019 王座戦 6位
と少しずつ上がっています。
全国の重厚な将棋に圧倒されていた初参加の頃より、王座戦で求められる将棋の体力がついてきた部員が多くなったように感じました。5位以上は後輩に託します。
まずは中部地区予選を全力で頑張ってほしいです。
6年間、12回の名城戦に勝つことを目標に戦ってきたので身に沁みていますが、名城の強さは半端ないですよ。

会場にいらしたり、応援のメッセージをくださったりしたみなさん、ありがとうございました。来年も名大将棋部をよろしくお願いします。

個人的な話題になりますが、私は今大会が最後となります。
入学当時は名古屋に一人の知り合いもいませんでしたが、学生将棋を通じて数えきれないほど多くの人に出会い、支えられ、色々なことを学ばせていただきました。心より感謝申し上げます。今では連絡を取れないけれど、このブログを見てくださっているという方々も多くいらっしゃるので、その方々に気持ちが伝わればと思い久々にブログを書きました。
6年間、ありがとうございました。

秋季個人戦振り返り(惣菜)

どうも、惣菜です。先週の個人戦を振り返っていきます。

今回の目標
私のこれまでの個人戦、5回中4回がベスト32でした。個人戦は二日間に渡って開催されますが、2日目に進出できるのはベスト16から。すなわち、私はこれまで後1回勝ったら2日目、というチャンスを4回も逃しています。
そういうわけもありまして、私の今回の目標は二日目進出。予選通過+本戦トーナメントで2勝(シードなら1勝)という条件です。決して楽ではありませんが、自分の実力が発揮できれば十分に実現可能ということで、しっかりと準備して個人戦に臨みました。
(あと、日頃からの行いを良くして、トーナメントのはじめの方で強い人に当たらないくじ運力を高めました。)


11月16日 個人戦1日目
0回戦
全員勝利。名大からは14人が参加。前回ベスト4の市長と運営のどっとこむは午後の本戦からの参加です。今回は誰も今池と池下を間違えなかったようでよかった。



予選1回戦 S木氏(静岡1)
今年の春団で当たっており、その時は角換わり腰掛け銀で勝ちました。
今回は先後がいれかわったものの、戦型は同じく角換わり腰掛け銀に。
中盤で馬がつくれて優勢になりました。
2019 秋個人1
図1は45の桂馬を取られた局面。実戦では△同銀右▲同銀△同銀▲88歩と進行しましたが、銀取りを手抜いて△88歩とした方がよかったそうです。しかしながら、本譜でも優勢を保てており、その後攻めあって勝ち。



予選2回戦 K藤氏(愛学3)
大会会場で数回話したことがあります。初手合い。
そういえば、同じ名前同士の対局で負けると名前を奪われるっていう噂本当ですか???
対局は3手目に▲66歩とされたので4手目△32飛とし、結局居飛車対石田流三間飛車に。綺麗に飛車角が捌けて快勝。





予選は幸先よく2-0で通過しました。
名大の結果は12人中9人が予選通過。リンドウは3年目にして始めてん予選通過。おめでとう!他の人も、結果も内容も春からの成長があり、着実にレベルアップしていると感じました。おでんくんは新人王戦三決のリベンジをされたそうです。





本戦0回戦 くじ引き
少し時系列が前後します。私の予選が終わった直後の話です。

2回戦が早めに終わったので、本部に報告しトーナメントのくじ引きをします。
なんだかんだ言って、くじ引きは超重要。
強く「目標は優勝しかない!!!」というような方ならともかく、少しでもトーナメントの上に行きたいというのなら、できるだけ強い人は避けたいものです。まあ、予選通過してきてる時点で弱い人なんているわけないんですが。
それと、せっかくの個人戦の大会。名大として結果を残したいし、せっかくだから普段指さない人と勝負したいので同士討ちもしたくないですね。
また、予選2連勝で通過すると、今回の場合半分くらいの割合で本戦1回戦がシードされます。


私は色々考えながら、並んでいたなかの右下のカードを適当にめくりました。






本戦1回戦 U田氏(岐阜3)
見事に()シードではないくじを引き当てました。ここからは負けたら終わりのずっと気の抜けない対局が続きます。
相手は岐阜大のU田氏。去年の秋の個人戦の予選であたっています。
戦型は左美濃対雁木。早繰り銀で素早く角頭を狙う作戦を採用しました。
2019秋個人 2-1
図2-1は中盤。▲66角の両取りで後手が困っているようにも見えますが、△71飛▲11角成△22銀▲12馬△76歩(図2-2)が切り返し。後手は駒損の回復が見込める上、△33角〜△11銀のように馬を捕獲する順もあります。ただ、▲11角成ではなく、▲22銀なら互角か少し悪いと思っていました。
2019秋個人 2-2

この後は、先ほどの手順で馬を捕獲して優勢になり勝ちました。
これでベスト32。次勝てば二日目進出となります。







本戦2回戦 F原氏(名古屋3)

これはやってしまった。

二回戦でRay主将をツモりました。
「名大キラー」「同士討ちのプロ」「特性:みかたごろし」「名大将棋部員のことを好きすぎる男」等の数々の異名(だいたい私が言ってるだけ)をもつ言わずと知れた名大のレギュラーです(参考記事)。去年の秋個人準優勝や、王座戦で元学生名人である金沢大のN澤氏から勝利を収めるなど実績も実力も十分で、間違いなく格上の相手。考えうる最悪の条件が揃ってしまいました。
しかし、当たってしまったものは仕方ないので、気合を入れて全力で対局に臨みました。

なお、この対局で負けた方は名前の「藤」の文字が剥奪されます。


振り駒の結果、私の後手。戦型はRayくんの三間飛車対左美濃。(正直筋違い角を打ってくると思っていました。)この戦型は練習将棋でもよく指しており、お互いによく知る形。
2019秋個人 3-1

図3-1は▲75歩と石田流への組み替えを見せてきた局面。これには△54歩とし、右銀の繰り出しを狙います。これで三間飛車は石田流本組みには組めません。仮に、無理して本組みを組もうとすると▲76飛△64銀▲77桂△42角(参考図1)で居飛車優勢になります。
2019秋個人 参考1

本譜は先手は▲77角型に組み、お互いの陣形整備が続いて、先手銀冠対後手銀冠穴熊と固め合い、結果として千日手となりました。やや作戦勝ちでしたが、うまく動く手が見えなかったことと、後手番であったこと、残り時間がRayくんより多かったこと(、千日手2回で格上に5割で勝てること)を考慮して千日手を選びました。



指し直し局は私の先手。持ち時間は私が11分半くらい、Rayくんが10分くらいだったと思います。
戦型は左美濃対向かい飛車。彼が西日本大会でこの戦型を採用していたのは知っていたので、想定の範囲内でした。
2019秋個人4-1

図4-1は△13桂と跳ねて、飛車交換の筋を見せてきたところ。▲17桂と受けたいところでしたが、△15歩から攻められると悪くなりそう。ということで▲45歩とし、以下△25飛▲同飛△同桂▲44歩△52銀▲21飛△27飛▲43歩成△同金▲33角成△同金(図4-2)と進み、互角のまま終盤戦へ。
2019秋個人4-2

その後も端の折衝があったもののほぼ五分の形勢で最終盤に近づきます。お互いの力のこもった指し手の応酬が続きましたが、先にミスが出たのは私の方でした。
2019秋個人4-3

図4-3は成り捨てられた歩を玉でとった局面。桂香玉どれで取るのか非常に悩ましいですが、私の指した▲同玉は悪手で、後手に好手がありました。これは次の一手問題とします。腕自慢の方は30秒で見つけてください。答えは最後に載せます。


実戦は△79角。龍がいるので▲同金とはできませんが、▲87玉で先手玉が一気に安全になりました。このやり取りで、流石に形勢が良くなったように感じました。

しかし、ここからが長かった。

後手の美濃はまだしっかりしているので、攻め合いではなく攻めを完全に切らす方針で指すことにしました。金を自陣に叩きつけ、馬を引きつけても、なかなか攻めが切れない。正直焦りました。
Rayくんの終盤の強さはとてもよく知っているし、彼がひどい敗勢の局面から尋常ではない指し手と勢いで逆転してきているところは何回も見てきました。だから、決して油断せずに指し続けることを意識しました。

50手にわたる攻めに耐え続けて、ようやく攻めのターンが回ってきました。図4-4から△16龍▲47馬△同金▲93歩成。ここからまだ指し手は続きましたが逆転することはなく勝ちきりました。
2019秋個人4-4

これで目標にしていたベスト16です。しかし、戦いはまだ続きます。ここまできたら、あとは全力出し切っていけるところまで行くだけだと思っていました。

名大からは4人が二日目に進出。本戦二回戦では私のところ含めて3つも同士討ちが発生しました。非常に勿体無いですが、しかし、それだけ名大部員がトーナメントで勝ち残っているという意味ではある意味喜ばしいことではないでしょうか。


11月17日 個人戦2日目
0回戦 問題なし。池下駅前で名城のIくんに話しかけられたので、そのまま話しながら会場に向かいました。

本戦3回戦 T橋氏(三重1)
今年の三重大の注目の1年生。春個人でも二日目に残っており団体戦でも起用され活躍しています。

ちなみに、彼は名大1年のMくんや、副理事のなかてつと同じ中学だったらしいとか。1日目の夜にMくんに印象を聞いたところ、"物静かで、とてもいい人"だそうです。(将棋の棋風とか戦型教えてほしかった…)

戦型は私の先手で角換わり。棒銀を見せられたので右玉に構え、私から桂馬を跳ねて仕掛けて行きました。
2019秋個人5-1
図5-1では先手にチャンスがやってきていました。▲13歩△22玉▲52銀成△同銀▲11角△31玉▲12歩成(参考図2)。
2019秋個人 参考2
こう指せばはっきり優勢であることは今ならわかりますが、対局中は見えませんでした。
そしてチャンスを逃したあとは苦しい時間がやってきます。後手玉はしっかりした金銀の囲いの中にいるのに対し、こちらの王様は三段目、しかも守りは金一枚と飛車のみ。必死に相手の囲いにしがみつきますが、攻め駒が足りません。
しかし、簡単に土俵を割らない指し回しが相手のミスを誘い逆転に成功。へろへろになりながらも勝利を掴み取りました。213手の激戦でした。



準々決勝 T川氏(名工4)
言わずと知れた絶対王者。最近の大会では赤旗名人戦で全国4位というとんでもない実績を残しています。公式戦で当たるのは2回目です。
振り駒の結果後手になり、戦型は角換わり腰掛け銀となりました。T川さんの陣形は4筋の位を取り▲46銀とするあまり見ない形でした。やや作戦勝ちになり、千日手となりました。

指し直し局の戦型は左美濃対向かい飛車。77に角を設置し、相手が銀冠に組み換えようとして金銀の連結がなくなった瞬間に仕掛けました。
2019秋個人6-1
図6-1から▲56歩△65銀▲同歩△56歩▲58飛△49角▲56飛(図6-2)。
2019秋個人6-2
互角くらいかなと思いながら指してました。△49角では△29角も嫌な手で、▲38銀△同角成▲同飛△52飛▲41角(参考図3)が読み筋でした。
2019秋個人 参考3

このあと、囲いを剥がされた代わりに玉頭に手をつけたのが図6-3。
2019秋個人6-3
ここで▲83歩と叩いたのが大悪手で一気に敗勢になりました。感想戦では、▲84銀△83歩▲75銀△19馬▲84歩△85香▲87銀が並べられました。先手は歩を4枚持っているので、歩の手筋で攻められますが、△85香の返しもあるのでまだまだ難しい戦いがつづいていたようです。
本譜はきっちりと攻めを余されました。強い人の指し回し、特に良くなってからの盤石さを実感させられました。


というわけで、私の結果はベスト8でした。個人的には、自己最高の成績であり、格上に勝つこともできたということで素直に嬉しいところです。また、自分と強い人との差を感じることができ、明確な課題が見つかったのも収穫だと思います。今後これをどのように生かすかが重要なので、しっかりと考えて今回学んだことを自分の実力にしたいです。

名大としては大塚、加藤、河村がベスト8、黒瀧がベスト16という結果でした。お疲れ様でした。


決勝でT川さんを捲った名城のI井氏が優勝。おめでとうございます。中部代表として学生王将戦頑張ってください。


結構長く書いて疲れたのでこの辺で終わりにしたいと思います。
ここまで、読んでいただきましてありがとうございました。














<次の一手問題 解答>
△96角
2019秋個人解答
先手の持ち駒が歩のみのため、次の△69龍と△78角成の狙いが受かりません。これがあるため先手は図4-3では▲97同玉ではなく▲97同桂とするべきでした。

秋季団体戦(Ray)

こんにちは、主将のRayです。
11/23∼24に千種生涯学習センターで開催された中部秋季団体戦の振り返りを書いていきます。


今大会では準備に関するトラブルもあり、様々な方にご迷惑をお掛けしました。
その件についての詳細や謝罪についても末尾に述べさせていただきます。ご容赦ください。


~~~~~


大会1日目
1回戦:vs名古屋工業大学

石川-T川
黒瀧-A妻
松本-D口
藤原-H井
岩城-H本
大塚-Y田
河村-S木


初戦なのでオーダーは読めませんが、大エースT川さんの1番手は全くの想定外。
私の相手は春個人ベスト16で2日目に進出しているH井さん。振り飛車という事前情報は掴んでいました。

相振りで、先手向かい飛車対後手三間というオーソドックスな形。中盤相手に見落としがあったようで、駒得に成功し押し切ることが出来ました。

チームは黒瀧、松本、藤原、岩城、河村勝ちの5-2勝ち
まさかT川さんが1番手に来るとは予想しておらず、ごえもんさんが轢かれました。
勝っても負けても飄々としているごえもん(敬称略)のキャラはチームの雰囲気が決して悪くならないので大事な存在ですね。あと2年くらい居て欲しいです

それと強敵相手に最後まで踏ん張った大塚くんを褒めたいです。
この一年間、実力に対し殆ど出番を作ってあげることが出来なかったですが、挫けずに勉強し実戦を積んで、見違えるように強くなりました。
変な言い方ですが、自慢の後輩の一人です。



2回戦:vs静岡大学

石川-M田
黒瀧-S木
藤原-O澤
塩澤-K谷
岩城-H口
井村-Y田
加藤-E間



私の相手はかるきず、身内です。
アットホームな雰囲気で対局を始めましたが、25手目にして飛車角総交換の乱戦に。

一方的に自陣飛車を打たせてリードを奪いましたが、モタモタしている内に端を破られ、あわあわしてる内に入玉され、オロオロしていたら竜をタダで抜かれる始末。
最後に相手が攻め合いを狙ったタイミングでなんとか玉を押し返すことに成功して難を逃れました。

チームは石川、黒瀧、藤原、岩城、加藤勝ちの5-2勝ち
静大は主力選手を複数欠いていたので、もしフルメンバーで来られていたらどうなっていたか分かりません。来期からも手強い相手であると感じました。



3回戦:vs三重大学

黒瀧-H口
松本-K口
藤原-HYS
塩澤-N橋
岩城-M谷
河村-T橋
加藤-M山



私の相手はHYSくん。春の中部オール団体戦でボコボコにされているので、胸を借りるつもりで挑みました。

20191125154137121.jpeg
(図1は16手目△3一玉まで)
普通の対抗形です。私は振り飛車。

201911251541504c9.jpeg
(図2は37手目▲7八金まで)
部内で私が「振り飛車の皮を被った右玉党」と揶揄される所以です…
本譜はここから△7五歩▲6五歩△同銀▲7五歩と進み歩を持ち合い開戦しました。
その後、つんのめった指し手を正確に咎められ、徐々に悪くなり迎えた図3。

20191125154202f12.jpeg
(図3は64手目△8八角まで)
ここでは、△8八角に代えて△4六銀▲同銀△6八角とされたら終了していました。
本譜の△8八角には▲6九飛と回れば、以下△6六銀にそこで▲8四馬(!)と引く手が絶好で優勢でした。実は一瞬チャンスが訪れていたんですね。

本譜は△8八角に▲8九飛△6六銀▲8八飛△6七銀成▲同金△7九飛成と進み、駒得は果たしましたが手番を握られ、右玉なのに一段目に飛車を成られては粘りようが無い。以下秒に追われて指した手を咎められ、一瞬で寄せ切られました。大局観が悪すぎました。

相手は強かったし、自分は弱かったです。この結果はハッキリと実力の差ですね。

チームは黒瀧、松本、岩城、加藤勝ちの4-3勝ち

本当に紙一重でした。チームメイトに救われました。
三重大学さんは優勝候補の一角なので、初日に乗り切れたのは大きかったです。

大会1日目はここまで。


大会2日目
4戦目:vs愛知工業大学

黒瀧-S井
藤原-T崎
塩澤-I口
岩城-S田
井村-T木
加藤-(不戦)
松田-(不戦)



初日は7人で戦っていた愛工大さんですが、2日目は選手が足りなかったらしく5人での戦いとなりました。

私の将棋は相振りで相手の矢倉。6筋の位が取れる形になり、そのままリードを保って勝ち切ることが出来ました。

チームは黒瀧、藤原、塩澤、岩城、井村勝ち、2不戦勝の7-0勝ち
最終戦を前に良い流れを作ることが出来たと思います。


5回戦:vs名城大学

石川-I藤(奨)
黒瀧-O村
藤原-I井
岩城-G藤
河村-S田
加藤-K林(豪)
松田-N岡



最終戦。勝った大学が優勝です。

私の相手はI井さん。今年度の中部オール個人戦優勝、そして秋季個人戦優勝と現在中部学生将棋で最も波に乗っている相手です。

過去の戦績は0-2。名実共に自分の遥か上を行く相手と戦うことになりました。

戦型は先手居飛車穴熊に後手ノーマル三間飛車で対抗。
ここ1ヶ月で70局程度棋譜を並べた戦型です。
普通に組み合ったつもりなのに、ソフトで解析したら穴熊に組まれた時点で500点以上こちらが悪いと言われました。穴熊は怖いです。

その後、幾度もチャンスが訪れるも優位に立つ手を逃し続け、迎えた図4。

201911252000002d6.jpeg
(図4は84手目△6九とまで)

ここでさっぱりと▲同金△同竜▲7九金と弾かれると、以下△6六竜に▲6二歩△7一金▲4四角という絶好打があり、こう進めば負けていたと思います。

本譜は既に30秒将棋に入っていた相手が▲6二銀と踏み込んできたため、一旦受けに回ったのちに△7九とが入る展開になり、押し切ることが出来ました。
格上相手に一発入れることが出来たのはツキがあったからに過ぎません。運が良かったです。

I井さん、学生王将戦頑張ってください。チームメイトとして中部オール団体戦に出場し、中部学生将棋連盟で共に運営に携わった仲として、応援しています。


チームは藤原、岩城、河村、松田勝ちの4-3勝ち

オーダー的には1有利1不利5勝負と読んでいたのでどう転んでもおかしくなかったですが、勝負所で1本多く取ることが出来たようです。

岩城さんは最後の中部団体戦でn度目の全勝を達成。本当に心強かったです。
王座戦まで共に戦うことができると決まって本当に嬉しいです。
団体戦初出場のまつりくが大仕事をやってのけてくれました。彼も入部から急激に力を伸ばしており、今後主力の一角になっていく存在であると感じました。
そして、春季団体戦を旅行で欠席していた市長も苦しい将棋を捲ったようで流石の一言。頼もしい同期です。
ごえもん、大地、惣菜の3人は3局とも、圧倒的な実力の名城レギュラー陣と激戦の末に惜しくも相手の意地に屈したようです。
しかし、結果はともかく彼らの将棋は見ている人の胸を打つものがあったと思います。団体戦ならではの意地と意地のぶつかり合いを間近で見ることが出来て良かったです。


~~~~~


なんとか今年も学生王座戦の出場権を得ることが出来ました。
中部の代表校として恥ずかしくないよう、これから1ヶ月更に練習し、チーム一丸となって戦っていけるよう頑張ります。

総括


〇謝罪

今大会の1日目に、名大が対局時計を一部忘れたため大会の開始が1時間遅くなるというトラブルがありました。
中部大会は毎回名古屋で開催されます。故に遠方の大学は毎度長距離の移動を余儀なくされる訳であり、盤駒時計を供出するのは近辺の大学が果たすべき義務です。
人間なので誰でも失敗することはありますが、忘れる可能性を踏まえて対策を怠ったのは主将である私の責任です。

・今後の防止策
1人忘れても数が足りるよう、盤駒時計を負担する部員が6人必要ならば、余剰分を持って行く7人目を用意することにします。
余剰であっても、時計が壊れていたり駒が足りなかったりする可能性もあるので多めに用意して損は無いと思います。

・反省
今回の件に関して、私達の態度にも問題がありました。
忘れた部員一人に対局時計を取りに帰らせ、交互に荷物を持って走るなどのサポートもせずに会場で練習将棋を指していました。
迷惑を掛けているという自覚が足りなかったです。
今回、開始が遅くなったことによりオーダーに影響が出た大学もあったようで、そういった被害を受けた方々から見たら私達の態度は腹立たしいものであったかも知れません。
本当に申し訳ありませんでした。

・処分について
今回の件で、名大は厳重注意(2日目も盤駒時計を忘れた場合、その時点で失格処分となり全戦0-7負け扱い)と一部選手の今大会出場停止処分を受けました。
この処分について、他大学代表者の方々から「そこまで重い処分にしなくても」という声や「名大は開始が遅れた分の持ち時間を減らして最初から秒読みで指すべき」など、より重い処分を望む声も上がりました。
私はどんな処分も覚悟していました。初戦0-7負け扱いにされても異議を唱えるつもりはありませんでした。
今回の処分についてひとつお願いしたいのは、この決定を下した中部学生将棋連盟の理事の方々を責めないで欲しいということです。
理事の方々は無償で大会を運営してくださっています。ただでさえ大変な仕事量の上、こういった裁量は葛藤を伴うものです。
彼らを責めることだけは絶対にしないでいただきたいです。

今回の処分は今後の名大が同じ失敗をしないための良い薬になりました。
また、今回一番辛い思いをした部員は来期の理事を務めます。今大会に出場できず悔しい思いを味わった彼なら、来年度の運営を行っていく上で何かハプニングがあっても、様々な立場の方々のことを考えて立派な判断をしてくれるでしょう。

改めて、このたびは申し訳ありませんでした。
主将として私に至らぬ点が多々ありました。過ちを繰り返さぬよう気を付けますので、今後も大会運営に協力させてください。



〇感謝

今大会を通して、改めて多くの方々の支えというものを感じました。

・運営メンバーへ
大会運営を担ってくださった中部学生将棋連盟の皆さん、1年間本当にありがとうございました。
理事長の加藤くんはもう少し仕事があると思うけど、一旦は区切りということで。引き継いでくれて本当にありがとう

・先輩方
選手として力を貸してくださったニタマゴ先輩を始め、卒業生の方々にもお世話になりました。
応援にきてくださったOBの方々に久々にお会いできて嬉しかったです。
精神的な面、技術的な面、そして経済的な面でも多くの力を与えてくださいました。感謝してもしきれません。
これからも、お時間あればいつでも部室にお越しください。

・岩城さん
まだ王座戦がありますが、中部団体戦はこれが最後ということで6年間本当にお疲れ様でした。
岩城さんの背中を追って将棋を指していた我々後輩にとって、隣に座って将棋を指すことが出来た団体戦は何物にも代え難い経験です。
医学部で忙しいと思われますが応援しています。王座戦では頼もしい仲間だと思っていただけるよう私達後輩は将棋を頑張ります。
勉強も頑張ります

・部長、同期
1年間、惣菜の存在が本当に大きかった。
部室に極力居ては後輩と指して高め合い、部内リーグの運営や事務処理なども全て1人でこなしてくれました。
彼が仕事を全部やってしまうので、私は名ばかりで中身の無い主将になってしまいました。それだけ惣菜は凄いヤツです。三重大戦の勝利打点も大きかった。
秋個人で彼に負かされたのは仕方がないというか、納得がいく負けでした。

惣菜以外にも、私は同期の部員に恵まれました。
今後も共に戦っていきたいと思える仲間達です。


・後輩
1年生2年生は、互いに高め合って4月と比べてみんな見違えるほど強くなりました。
今後の名大将棋部を引っ張っていく存在が彼らならば、この部活はこれからもよりよいものになっていくと思います。


〇王座戦に向けて

一昨年は9位、昨年は8位。
名大の学生王座戦の成績です。
全国的に見たらやはり下位でくすぶっているのが現状です。
今年こそは上位を目指して戦えるよう、これから1ヶ月頑張っていきます。




長くなってしまいましたが、ここらでこの記事は終わりにさせていただきます。
最後まで読んでくださった方々、応援してくださった方々への感謝を込めて挨拶と代えさせてください。

本当にありがとうございました!!
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